感謝 鳥山明先生
漫画家 鳥山明先生の訃報を知り
久しぶりにブログの記事を書いています。
まずは
鳥山先生ありがとうございました!!!!!!!!!!!!
幼少期にドクタースランプとドラゴンボールの絵をたくさん描いていました。
ドラゴンボールGT最終話の悟空がいたから楽しかった〜ではないけど
鳥山先生がいたからあなたの作品があったからラクガキしました。絵を描きました。
幼稚園前後に周りからドラゴンボールの絵を上手やねと言われて描くのが楽しくなって描きました。
間端折りますが結果マンガ家を目指すことになりました。
小学校も行く前くらいからレンタルビデオ店に連れて行ってもらってはドラゴンボールZの劇場版を借りてもらい
アニメの記憶があるリアルタイムはちょうどフリーザ編からセル編へ
ドクタースランプとドラゴンボール無印のアニメは再放送を観ました。
ドクタースランプとドラゴンボールがあったからマンガ家を目指すきっかけのきっかけといいますか
絵心のきっかけともいえる作品はすべて鳥山明作品のおかげです。
私はONE PIECE愛を語っていますが
ONE PIECE愛を含めて、尾田先生もおっしゃっていますが血液レベルで好きなので
僕は間違いなくDRAGON BALLがそのすべての源です。
文字にすると変なことかもしれませんが
プロもアマも日本も世界も関係なく
あなたの子はこの地球に多いです。
私もその一人だと思っています。
ドラゴンクエストも大好きです。
ドラゴンボール連載終了後の鳥山明先生のジャンプ掲載作品もその頃にはすでに自分でジャンプを買うようになっていたのでしっかり読んでいましたね。
世の中で一番好きなキャラは
ピッコロさんです。
ピッコロさん。
どこかで鳥山先生もピッコロが好きと書かれていて嬉しかったなあ。
作品は永遠です。
DRAGON BALL原作全42巻
アニメのドラゴンボール
ドラゴンボールZ
各劇場版
鳥山明満漢全席1、2
ふとした時に今も読み返したり観返したりするマンガ作品は30数年経ちまして大人になるにつれだいぶ減ってしまいましたが
ドラゴンボールだけは今でもその慣習が残っています。
私は劇場版を網羅したドラゴンボックス(DVD BOX)を持っておりますので
先日も全劇場版のピッコロさん登場シーンばかり観ていたところです←ニッチな見方か
訃報のニュースを知り
すぐににWE GOTTA POWERを聴きました。
CHA-LA HEAD-CHA-LAでもなく
摩訶不思議アドベンチャーでもなく
僕達は天使だったでもなく
なぜかWE GOTTA POWERでした。
きっとリアルタイム放映時に自分が初めてアニメのオープニング曲が変わるという体験をしたのもこれだったからですかね?
よくわかりませんがまず頭をよぎったので聴きました。
普段は他のオープニングも同じくらい好きなんですけどね。
聴きました。
今は涙が止まりません。
初めて観たアニメドラゴンボールZ(リアルタイム放送)ではもうセル編が終盤で、先にジャンプで読んでいた父に
「見ときや~!もうすぐこいつ変身して髪の毛白くなるんやで!」と
相変わらずデリカシーのない先バレをかまされ(初鑑賞なんやから黙っといて!)
そのすぐ後
初めて読んだ原作は27巻。
奇しくも初めて悟空が白く(金色の戦士)なる巻でした。
その後ジャンプはまだ買っていなかったのでアニメに追いつけと中古コミックを買って
徐々に追いつき←全巻揃える頃にはアニメ(Z)は終了してました
何周も読みました。
そんなこんなで何年もして、私はマンガ家志望となり
マンガの持ち込み活動をしていたある時
当時お世話になっていた某誌の担当さんが、私の持ち込んだ原稿のカメラワークをほんの少しだけ誉めてくださり
その話の流れの延長で
集英社の人ではないのに
「一番絵が上手いのはドラゴンボールの鳥山明先生。どんなコマもどんな角度からも戦闘を描けるしカメラワークがすごい。」
と言っていたことがなんだか忘れられません。
そこからまた「カメラワーク」を意識して42巻もう一周読んだものです。
大人になればなるほど
アニメが原作の戦闘をとても伝わりやすく理想的に描いていることもわかるし
そもそも概念として特に気功波や肉弾戦における「バトル」は明らかにドラゴンボールがパイオニアとしての大きな作品であり
以前以後と歴史が大きくわかれている最重要作品だと思います。
ジャンプ黄金期と呼ばれるくらいですから他の同時期の連載陣も圧倒的スゴさがあるし挙げればみんなスゴいんですが
やはり肉弾戦やエネルギーを飛ばしてのバトル「イメージ」の「スタンダード」を作ったというか「完成」させたのはドラゴンボールだと思っています。
静止画であるマンガ原作があれほどスゴいカメラワークで動いているのですから(しかもどう動いているか理解できるとんでもない表現力)
アニメでやるのは大変だったと思います。
無印~GTまでのアニメはさらにその理想を動かして迫力満点で再現できていたと思います。これは東映様様だと思っています。BGMと効果音と声優も絶大なプラスになっている。すべてがマッチした神作。
鳥山先生の絵と画の素晴らしさは語るまでもないですが
ドクタースランプも私はリアルタイムではないですが凄まじい存在であり
これがあったからドラゴンボールもできたわけで、なんなら当時の初期ブーム度でいえば圧倒的にドクタースランプが上だという認識です。
ドクタースランプはいわゆる「ギャグ漫画」の最後の正統後継者だと思っています。
今の時代の広い意味での「ギャグ」とは違って、まさにいわゆる「ギャグ漫画」です。ちょっとこれは今の人たちには伝わらないかもしれませんが。他に言い方が思いつきません。
持論ではドクタースランプこそが大ヒットした真の意味での「“初代ギャグ漫画”の最後の作品」だと思っています。
とにかくアラレちゃんも孫悟空も最強。
あとドラゴンボールも絵的なところで
緑のナメクジとか三つ目のハゲマッチョとか
なんであんなんがかっこよくできるんですか
なんで舌で相手を突き刺してジャッキー映画丸出しの柱に乗って移動するオッサンがあんなに魅力的なのですか
なんであんなにおでこ広くて小さいおじさんが二枚目役でかっこいいんですか
なんで大統領が犬なんですか
なんでそれがギャグにならんのですか!?
各後付けも天才的で
いやーもう
天才すぎます。
全42冊で冒険ギャグマンガの主人公
その主人公のお祖父さんの話から主人公自身が大人になり
子どもや孫まで出てきて最終的にその子どもたちでもなく主人公自身が宇宙一強くて結局主人公であるマンガなんて他にありますか?
連載中様々な紆余曲折(気になる人は自分で調べてちょ)があったとしてもスゴスギル!
いろんなテコ入れや連載延長もすべてプラスになっている。
私個人が思う鳥山先生の天才ぶりはまだまだあるけど書いたらキリがなくなってきました。
まさに天才の一言です。
先生のお好きなエッセンスをひしひしと感じるし
エイリアンをはじめスターウォーズやターミネーター、ウルトラマン、仮面ライダーとか
ありとあらゆるその「ニオイ」ごと好きになってしまいましたね。
それは意識してではなく、ドクタースランプやドラゴンボールからではなく、各作品をそれぞれ知って今となって気付きましたが
ぜんぶ最初に鳥山作品に「ニオイ」が入っていて観ていたものでした。
性の目覚めももしかしたらブルマだったのかもしれません。←こんなことを涙流しながら書く機会もそう多くはないでしょうね。
先生がお子さんと観ていた地球戦隊ファイブマンお好きいうのを最近知りました。(公式のなにかの文章で書かれていたようです)もしやギニュー特戦隊はファイブマンですか?私はファイブマンが最初の戦隊ヒーローなので先生のお子さんと同世代かもしれません。
とにかく
天才です。
中学校の時、「死」について考えすぎて病んでしまったことがありました。
病むというよりも毎日おびえて定期的にゾクッとしてました。おばあちゃんは「怖くない」と言いましたが「いやそうは言ってもきっと怖いはずや」と思ってしまうほど毎日怖かったです。
先生がドラゴンボールで「神様」とか「あの世」とか「この世」とかの概念をカラッと楽しそうにして怖く描かなかったことはその時かなりの救いとなりました。一ミリだけ希望が湧きました。
それはさておき
天才すぎる先生もやはり人間だったんですね。
私にとっては生前からマンガの神様の一人。
メディアとかにほぼ姿を見せない方なので作品ファンとしてはいつまでも存在しているものだと思っていました。
でも作品が存在していますので先生もある意味いつまでも存在していますよね。
ギャグと冒険どちらも最上を極め愛され
前者は正統派の最後の作品にして社会現象にまでなり
後者に至っては「少年マンガ」とはこれだと。
決定づける以前以後に別れるターニングポイント的存在。
スゴスギマス…。
まとまりのない文を感情のまま書きましたが
数時間して落ち着いたので
ここからは追記も混ぜて
結局言いたいことは
鳥山明先生は
僕の中ではこの世でいちばん絵が上手い人間です。
鳥山明先生が生み出したのは僕にとって世界です。
僕の最も好きなマンガONE PIECE。
その作者尾田栄一郎先生は鳥山明先生に憧れた。
ジャンプが長年作り上げていき、ドラゴンボールが完成させた「少年バトルマンガ」。それ以後の世界においてそのイズムを受け継ぎつつ鳥山先生がやっていない部分を掘り下げた、近いようでまったく別の分野での王がONE PIECEだと解釈しています。
そのどちらにも人生を狂わされた(あえてこう書きます)のが僕です。
あんなの描きたい!を含めて実際にプロを目指しちゃった奴らです。
世界中にも同じような人がいます。
つまり鳥山先生は創造主です。神。
大袈裟ではなく僕にとっては創造主なのだからマジもんのやつです。
鳥山作品がマンガ家を目指すきっかけかと言われると少し違うような気もしますが
最初に書いたとおり、ONE PIECEに出会う前から鳥山作品を読んでラクガキをしまくっていたところが私のマンガの、いや、絵を描くのが楽しい〜!の原点であるというもっと根本的なことが再確認できました。
これに気付いて訃報を聞いた瞬間よりも時間が経って各方面から、もちろん知ってることも含めてですが先生の偉業が飛び交ってきてからのほうがスゲェ〜スゲェ〜という方向で泣きまくってしまいました。尋常じゃなく泣いてしまいました。←家族が理解者で助かりました。
鳥山先生の日本の、そして世界における功績が凄すぎて普段考えたことはなかったけれども泣きました。
紛れもなく僕にとってのマンガの神様です。
手塚先生の次に現れたマンガの神様。
鳥山明先生!!!!!!
ありがとうございました!!!!!!
ありがとうございました!!!!!!!!!
ありがとうございました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
最後に数年前に描いたラクガキを。
頭に誰かいるピッコロさん
頭に誰かいるフリーザ
頭に誰かいるセル
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