ムンバフェイについて
おはようございます。
こんにちはこんばんは。
タロイモです!
最近タロイモブックスの活動が出来ておりませんので、今回は自分の創作キャラクターについて書きます。
サークル:タロイモブックスの活動状況についてはこちらの記事をお読みください。
ムンバフェイってなんだ
当ブログや各SNSのアイコンに使用している黄色いこいつ。
自画像じゃあありませんよ。
こやつの名前は「ムンバフェイ」
かなりの古株で、白川タロイモとしては切っても切り離せないキャラなんです。
ムンバフェイ誕生
ムンバフェイはかれこれ17年ほど前から描いてます。白川タロイモにとっては古参のオリジナルキャラクターです。
同人サークル:タロイモブックスの顔も担当してもらっていて
昔僕がやっていたカフェのあらゆるメニューやPOP、店内装飾にも登場させていました。使い勝手いいのよ
お店では僕の漫画を読んだことがある人の方が少ないので、よくお客さんに「犬ですか?」と聞かれました。
多くの方が現実の動物以外の答えは受け付けてらっしゃらない感じで…答えても「??」だらけになっちゃうんですよ。無理もありません。
ですので、当時は回答に困りましたねぇ。漫画に一切興味がなさそうな人には「犬」って言ってもよかったのですがねぇ。
ほんとのところは僕の中では「犬」ではないんです。
ムンバフェイはムンバフェイという生物です。
実は名前じゃないんです。
どういうキャラなのかは漫画を読んでいただければと思います。
僕の描く漫画にちょいちょい登場しております。
喋らないちょいキャラでして、大抵出てきてボケて帰る〜くらいのもんなので漫画に描いてない設定がたくさんあります。(要らない設定です)
はじめは専門学生時代に描いた僕の読切漫画の脇役も脇役。あるくだり(今もたまに描くどうぞぉ〜んのやつ)のシーン用に、ヘンな野生生物としてノリで描いたらくがきから生まれたちょいキャラ(ほぼ出オチ)でした。←今もだけど
出番も1コマか2コマほど。
こちらが初登場時のムンバフェイです。
読切漫画「浦浦ファッサラ!」(2006年頃)より
いや、きもちわるっ!
最近のは良くも悪くもなんかまとまってきてますね。きもちわるくてよかったのに〜
ただでさえキモカワってやつかな?と思っていたのに、今見ると最近描くムンバフェイよりも色々固まってなくて、断然得体の知れない生物感満載ですね〜。でもこれはこれでいいな。絵は下手だが背中の丸みがだいぶいい。
この読切漫画は持ち込み用に描いたものですが、それと同時に当時通っていた漫画の専門学校の進級展用にも出していたところ、学校の漫画賞にノミネートされました。受賞は逃しましたが、僕のギャグ漫画のことを理解してくれている僕も慕っていた専門学校の講師の先生にはムンバフェイが良いと言っていただけました。この先生は後にデビュー報告をした際に泣いて喜んでくださった人です。
ムンバフェイは漫画デビューのきっかけ
そして、その直後くらいに行った東京の出版社への持ち込みに、このムンバフェイがちょい役で登場する読切を持っていきました。
その際、編集さんに作品を褒めていただきました。
編集さんはその日から僕の担当編集さんになっていただけました。
そしてこの読切はそのままS社の週刊誌Jで行われている月例賞へ出すことになりました。いわゆる賞廻し扱いです。
月例賞の結果は「最終候補まであと一歩」という、名前は載るけど漫画は載らず賞金もなし(当時は)という少し悔しいものでした。
憧れの雑誌に名前が載ったぞー!と第一歩目としては嬉しかったです。
たしか当時は本名で出したので白川タロイモ名義ではありませんでした。
何故この持ち込みの話を書いたかといいますと
持ち込みの添削中、漫画の中で担当さんが笑ってくれた箇所が「ムンバフェイの登場シーン」だったのです。
担当さんがまったくの無表情で読んでいる中で、唯一「ふふっ」と笑みが溢れたのがムンバフェイの登場でした。
厳密にはムンバフェイのくだりが担当さんにウケたのでした。
読後の講評でそこが面白かったとはっきりと言ってくださいました。
担当さんは後に赤塚賞佳作を受賞する作品を一緒に作っていただいた方でもあります。
つまり、ムンバフェイがいなかったら僕の漫画人生は当時もっと遠回りで、また別の歩みになっていたに違いないのです。
今思うとムンバフェイこそが読切デビューまでのすべてのきっかけだったのかもしれません。
そのときの僕の担当さんは講評では面白いという感想でも、読んでいる間は笑う方ではなかったので(少なくとも僕の作品では基本無表情)
後にも先にも目の前ではっきりと「ウケた」という手応えを感じたのが最初のムンバフェイシーンだったのです。
その時の話もまた今後こちらの投稿持ち込み体験記シリーズに出てくると思います。
しつこいくらいムンバフェイ
汎用性の高さから、僕自身もある程度ムンバフェイを気に入っていたので
その後スターシステムじゃないですけど、他の漫画でもちょいちょい描くようになりました。
下段真ん中は商業誌デビュー作ショート読切のムンバフェイ登場コマです。
気が付けば他にもまだまだ登場していました。
ムンバフェイを描く機会はイラストの数としてはそこまで多くないのですが(あくまでも漫画の1キャラクターという思いがあります)
最近はイラストでも気が向けばムンバフェイを描きますね。
長年描いていると、いつしか相棒と思えるまでになっていきました。
2009年の年末
下段真ん中は商業誌デビュー作ショート読切のムンバフェイ登場コマです。
K社の月刊R(休刊) 2010年1月号にて掲載されたショート読切デビュー作にも、上記とほぼ同じくだりでムンバフェイが登場しています。
つまりムンバフェイはちゃっかり誌面デビューを果たしているのです。
カフェ時代にはTVのロケが来た際にどこかしらにムンバフェイを映り込むようにしていたり
同じくカフェ時代雑誌の取材がきた時に載せてもらったり、Tシャツ等グッズを作ったりしました。カフェ巡り系の書籍にまぁまぁ目立って映ってたのが個人的にはウケました。
ムンバフェイは僕自身よりも多くいろんな媒体に出演していることになります。なんてこったい
ムンバフェイ特集本(仮)
そんなムンバフェイの特集本をいつか作りたいなぁと思っています。需要があるかはしらぬ!
内容はそうだなぁ〜
描きおろしイラストやちょっとした漫画
これまで描いてきたムンバフェイのイラスト
これまでの漫画登場シーンの特集
名前の由来裏話
どういう生態なのか設定資料
などなど…
いや、誰が興味あるねん!!
を詰めに詰めた本を作ってやる!ぜったいに!
作る予定の本が他にもあるのにいつになることやら。予定だけが増えていくのは同人あるあるということなのでしょうか。
ひとつずつ着実に実現させていきます…!!
名前だけでも覚えて帰ってください
ということで今回は僕が一番よく描くキャラクターについてのブログでした。
たまには創作話しないとね!
頼っているわけではないのだけれど、なんかよく使うキャラクター。ムンバフェイ。
これはいわゆるウチの子ってやつなんでしょうか?違ったらスマン(そういうのあまり分かってないのでお手柔らかに〜)
そんな感じで今後も漫画やイラストでムンバフェイを描くことも多いと思いますので
名前だけでもお見知りおきを〜!
これからもムンバフェイをよろしくお願いいたします!
さいごに
以下、現時点までで購入可能なムンバフェイがに登場する漫画が収録されている自主制作本です。※デビュー作や受賞作は未収録(2022年4月時点)
白川タロイモ ショートギャグ集『タロ毛タイム【絶壁】』【A5/本】【ギャグ】 - タロイモブックス BOOTH店 - BOOTH
白川タロイモ ショートギャグ集『タロ毛タイム【怒りのショルダー】』【A5/本】【ギャグ】 - タロイモブックス BOOTH店 - BOOTH
鬼とメガネとフェロモンと【A5/本】【読切】【ギャグ】 - タロイモブックス BOOTH店 - BOOTH
ムンバフェイ登場漫画だけでもまだごく一部ですが、今後もたくさん本を作っていきたいですね!
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