以前別の記事にも書きましたが、僕は筆圧が強いです。もうめちゃめちゃです。
つけペンだと太い線も引けるので時には都合が良いのですが、画材によってはものすごく気を遣わなければならず、厄介なことの方が多いです。
その中でもミリペンは僕の筆圧では先が潰れてしまうものがあります。
長年愛用していたミリペンは、ノリノリで描いていて気を抜くとペン先がグニャッと曲がってしまいますので、ここ数年は他のミリペンを試しに使っています。
筆圧が強い人におすすめのミリペン紹介
そんな筆圧モンスターの僕が、個人的に使い心地が良かったミリペンをご紹介していきます。
僕がミリペンを使う部分は、主にコマの枠線と、描き文字、あとはちょっとした細かい修正等です。
作品によっては背景だったりキャラにも使います。
ギャグの中身次第では全部ミリペンでいったることもあります。作品や絵に合っていれば画材は何でもいいのかなとも思っています。
基本主線は今もつけペンを使っています。
今回の紹介は筆圧が弱い人には何の参考にもならないかも…
今回は四種類のミリペンをご紹介していきたいと思います。
以下各ミリペンのレビューです。
①.Too COPiC「MULTI LINER」
コピックマルチライナーは漫画家志望時代に長年愛用していました。一番使い慣れています。
枠線に長年コピックマルチライナーのブラック0.8を使用していました。
凄く滑らかに線が引けて描き心地はとても良いです。
いかんせん僕は筆圧モンスターなので、このミリペンのペン先だと0.8はすぐに潰れて1.0みたいに太くなりますし、0.5以下はインクの出る芯の部分がぐにゃりと折れ曲がってしまいます。
特に0.5以下はノリノリで描いてる時なんてイチコロです。
なのでとっても気を遣って描いてきました。
消しゴムをかけると少し薄くなる気がしますが許容範囲です。
「描き心地」だけで言うと今でもこれが一番良いのかなぁと思ったりもしますが、もっと強い筆圧にも耐えられるミリペンはないのだろうか?と思い、他の物も試すようになりました。
また比較的色んなところで売っていますので、買い揃えておきたい時や急に必要になった時にもコピックマルチライナーはおすすめです。
②UCHIDA MARVY 「FOR DRAWING」
フォードローイングは元々ネットで「筆圧が強い人に良いですよ」という噂を目にしていたので試しに購入してみました。その点ではなるほどなかなか良いペンだと感じました。公式サイトにもその特徴の記載があります。
マルチライナーより本体が太めです。寸胴で太いので少し持ちにくいかも。あと、なんか良くも悪くもペンの全体重量が軽いです。
ペン先は強いです。ペン先の金属部分も他のペンより短めで、芯の部分もとにかく頑丈。筆圧モンスターである僕のガシガシ描きに耐え得る強度です。本体が太く金属部分も太く短い分、細かい線を引いたり定規を使って線を引く時は他のミリペンの方が小回りが効く感覚で使い勝手がいい気がします。本体の直径が明暗を分けているような気がします。
今回紹介する四つの中では耐久性は一位だと思います。
しかしどうにもサラサラ感、描き心地として引っかからないという意味ではマルチライナーに劣る気がします。
ガシガシ描きの僕が悪いのですが、力を抜くよう気をつけてもやはり描き心地だけで言うとマルチライナー等に軍配が上がります。
しかし耐久性に関してはこんなの探してた!と本当に感動したので、嫌いではないです。フォードローイングは細かいところを改良していただけたら一番好きになりそうです。
むしろラクガキでガシガシとイラスト等を描く場合はその耐久性からあえてこちらを使うことがあります。
③SAKURA 「PIGMA」
ピグマは二年前くらいから使い始めたのですが、とても柔らかくサラサラとインクが出る気がします。描き心地も四つの中では柔らかい方と思います。
ただし、原稿用紙次第ではインクが若干滲むような感覚もあり、ペン先の芯自体は硬めな印象もあるのですが、ほぼ引っかかりを感じず柔らかい線が引ける、そんな感想です。硬いが動きは柔らかい。そんな感じ。
日本語は難しいです。
あと消しゴムをかけるとインクが削れて結構薄くなります。他のペンよりインク自体が水っぽい?印象です。
僕は現在、線画まではアナログで、そこからスキャンしてデジタル作業に移ります。インクの黒さはデジタル作業で補正できますので問題ないのですが、完全アナログ原稿で消しゴムをゴシゴシかけちゃうとかなり気になる薄さかもしれません。
ペン先の耐久性が僕の筆圧でも結構耐えてくれていまして、マルチライナーよりは強いと思いますので、耐久性と柔らかい描き心地という評価込みで現在はこちらのピグマを使用しています。同じピグマの中にある入り抜きが可能な「ファイン」や筆のような「ブラッシュ」も使用しています。
今のところインクの薄さ以外は好みのペンです。今後はまた違う物に乗り換えることもあるかもしれません。
④kuretake ZIG Cartoonist MANGAKA
MANGAKAはプロの漫画家の声を取り入れて漫画専門に開発されたペンのようです。
黒色がはっきりしている印象です。
モノクロを意識すると黒色が濃いというのは素晴らしいことですよね。この黒さはやはりこのペンが漫画に特化しているからでしょうか。
ただペン先の耐久性は僕の筆圧では弱く感じてしまいました。ノッて描いてたら0.5以下はグニャッといきます。
0.8は潰れはしないですが、なんかペン先がボテっとしていて最初から1.0みたいな感覚です。個体差があるのかもしれませんが…。
あと、ペン本体はすごく持ちやすいのに描き心地が硬く感じました。それでもFOR DRAWINGよりはマルチライナーに近い感覚で描けますので、筆圧が普通の人にとっては選択肢に入るであろう凄く良いペンだと思います。
通販で購入したので、あまり売ってるところを見かけないのですが結構売っていますか?
まとめ
僕の中では筆圧が強い人に一番おすすめなミリペンは
UCHIDA MARVY 「FOR DRAWING」です!
今回は「筆圧が強い人におすすめ」という趣旨でのレビューでしたのでこの結果になりました。ただし、描き心地等を加味すると他の選択肢も十分あり得ますね。
いかがでしたか?
今回は僕が現在もよく使うミリペン四種類のみで比較した内容でした。
ミリペンは他の物もたくさん存在していますので、皆さんも色々試してみてください!
使ってみた感想はあくまでも個人の感想で、更に僕がミリペンを破壊してしまうレベルで筆圧が強すぎる筆圧モンスターだということも考慮してくださいね!
以上、筆圧が強い人におすすめのミリペンでした〜
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