キャラクターから考えるということ
投稿や持ち込みの時いただく批評では
キャラクターが〜
キャラクターを〜
とにかく編集さんはキャラクターが大事とおっしゃいます。
ほとんどの人が言われると思います。
本当にその通りだと思っています。
何故ならキャラクターから作っている人があまりにも少ないからだと思います。
自分もその一人でした。
ストーリーやネタは考えてもキャラクターの深掘りができてないんですよね。
キャラクターが立っていてそいつに任せたら話が進む。キャラクターが勝手に動く。というようなことを凄い人たちは言います。
自分も本当の意味で作り方としてキャラクターから考え出せてきたのは完全に趣味で描いてるごく最近のこと。
それでもプロと比べれば圧倒的にキャラが弱いですけどね。
(あくまで作り方考え方のハナシということでお許しを・・・)
しかし自己分析するならば全てではなくやっぱりネタ、アイデア重視なところは消えてませんね。
良くも悪くも自分ってそうなんだと思います。
キャラの大切さをほんのほんのほーんの少しは理解した上でなのでもう仕方ないですね。これからはもっとキャラから深く作っていけるよう日々精進です。
受付突破!担当さんが付く線
マンガ家志望の人の中でも
ストーリーに考え方のほとんどを持っていかれている方は実際多いようです。
僕が以前やっていた添削道場に来てくれた人の中にも「キャラクターから考える」に至ってない人は多かったように思います。
ビジュアルは考えていてもキャラクター一人一人の中身の深掘りができていないので、話の中で行動がブレちゃうんですよねぇ。
そういう方はとにかく
めっちゃ面白いストーリー作るぞ〜!と息巻いているよりもめっちゃ面白いキャラクター作るぞ〜!の方が色々と前進は近い気がします。
わかっていても難しいですけどね。
でもまずは担当さんがつくことが前進ですからね。
これは完全に主観ですが、個人的には編集さんが担当になるというのはとある線があると思っていて、きっとある程度最低限全てのレベルが備わっているか、何か突出しているものがあればすぐその線は突破できるものなのだろうと思っています。
絵がかなりレベル高い〜とか。
ある程度キャラクターを作れてその上でストーリー作りが出来る〜等。
誤解を恐れず書くのならば、担当さんが付くのは「受付」です。プロになる修羅の道の受付です。まだ戦闘ではありません。
そこが前提であり当たり前のことだと思うのです。
参戦条件が揃っていれば通してくれます。
そこを通れたら地獄ロード、否、イバラ道、否、コロシアムがやっと始まるのではないでしょうか。
その後の戦いの方が熾烈なので、まずはそこを突破していいキャラクターを生み出せたら勝ちですよね。
とりあえず描いて描いて理解して受付を突破しましょう。
何度も言いますがわかっていても難しいです。
頑張っていても担当が付かない人たちはいます。
知っている人でも何人もいます。
「頑張る」は当たり前なので、「理解」しましょう。
理解することを頑張りましょう!
こればかりは教えてもらうことではなく本人の問題なのです。
壁は一人一人違います。
マンガ家志望の人で添削道場に来てくれたことがある人たち全員の活躍を願っています。
わかっちゃあいるけど難しい
キャラクターの話に戻ります。
マンガはキャラクターだ。
自分ももっともっとそこを理解して「いいキャラクター」を作れていたら…という場面が過去にあります。
特に赤○ジャンプの読み切り掲載会議に出してもらってる頃にその課題を突破できていたらもう一段階進化できた気がします。
当時の担当さんにもネームで毎回キャラクターのことで色々批評をいただいてました。ボツは増える一方。
当時は毎日
わかってるよ…わかっちゃいるけどよぉ…!
という感覚でした。
もがきました。
当時の僕は今以上に頭が堅かったのでしょう。
そして理解できていたとしてもなかなか上手くいかないのも事実。
とにかくキャラクターって難しいですね。
お互いにこれからも悩んで悩んでいいキャラクターを考えていきましょう!
余談
最近改めて気付いたことがあります。
他の長寿作品はたまに何かしらのテコ入れが見て取れるのに対し
メインの追加キャラクターナシ。所謂大幅なテコ入れ的なことをせずにずっとやっているドラえもんって本当に凄いなと思います。
アニメも現在進行形ですものね。
キャラクターが立っているとずっとやっていけるし、キャラクターの立て方が確立されていると究極違う作品でもずっとやっていけるんでしょうね。
F先生のメインパーティは本当に凄いです。
サザエさんもそうですね。
凄いのは当たり前なんですが、改めてそういえば…と思いました。
例えばメインの中に新キャラというようなテコ入れが悪いとは全く思いませんが、それをせずに何十年も続くのは凄いな〜と思ったりした今日この頃です。
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