小林治演出作の怖い話
以前書いた記事のおすすめには入れれなかったが
番外編として三作ご紹介。
「怖さ」だけなら他にもたくさん怖いのがありますが
今回紹介するものの共通点は
以前の記事
【おすすめ】まんが日本昔ばなし〈怖い話〉【アニメ】【飯降山・考察少しあり】 - タロイモノ
にも書きました〈小林治氏の演出作〉という点です。
この方が携わると直接的ではない独特の恐ろしさや狂気を感じます。
ではおすすめ番外編です。
『白馬岳の魔神』
オープニングの影からヤバい雰囲気。
その後ロマンスな話が流れ、一気にホラーアクションラスボス戦へと突入!
魔神のデザインが独特で良いです。
『鬼怒沼の機織姫』
まさに夢見心地に陥れられる恐怖。
最初の姫に握られる痛がり方、その直後の無言での爪攻撃と血、最後やり返すシーンのイッテシマッテル雰囲気に毎度感じる小林氏の狂気を感じます。しれっと復活してるのも怖い。
『加茂湖の主』
幽霊にやられてイッチャッテル顔とそのまま狂気の踊り炸裂。それより怖いのは前半にあります石で攻撃してきた男を返り討ちで刀の鞘でシバきまくるシーン。この流れをどうしてこんなに丁寧に描くのかという点。デフォルメ効いてる絵で急に動きにこだわりが爆発するこういうところが小林治氏演出作の怖さです。
スターシステム?の導入?
作画はそれぞれ違ったり関わってる人が同じっぽいところもありますが
特に『加茂湖の主』に出てくるキャラは手塚治虫のスターシステムのように
小林治演出作によくある
同じキャラたちが違う役をしてるという一種のシリーズもの(内容は全く違うし続きでもない)で
以前書いたおすすめ記事にあります『浦島太郎』と見た目は同じキャラたちですね。毎度、唇男とひょろ長黒目男が強烈です。
特にこのキャラクター回の時は声を担当する
常田富士男氏さん市原悦子さんのお二人が
いつもにも増してテンションが凄まじく個性的な声で演じられており
奇妙な世界観バクハツです!
他にもたくさん小林氏の演出・作画回がありますよ。
DVDになってないものも多く
今となっては正直正規の鑑賞が難しい作品たちです。
ネット上で調べればすぐ鑑賞できますよ。
まんが日本昔ばなしはたまにある過激さも相まって、色々な表現や言葉の規制からおそらく全話再放送はまぁ無理だと思うので
ちゃんと全部DVDに収録してくれたらいいのになぁと思う素晴らしい作品たちです。
以上
怖い話は他にもおすすめはあるけど
今回は小林治氏関連の怖い話でした。
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