コマとコマの間隔
漫画を描く皆さんはどのくらいコマとコマの間隔を空けていますか？
何ミリ？または何センチ？
今回はコマとコマの間に潜む時間について持論を書きたいと思います。
あくまで持論なのでお手柔らかにお願いいたします。
作家それぞれの間隔
コマとコマの間隔は投稿用原稿用紙（B4）と同人用原稿用紙（A4）サイズによっても見え方は変わってきますし、デジタル作業で拡大縮小する場合もまた変わってきます。
これが正解というのはきっとどこにも無くて、作者それぞれの考え方によって変わるものだと思っています。うん。たぶん。
現にプロの先生方の作品を見ても、人によって全然違いますので読む時に一度ふつうに読んで（楽しむために）、二度目にそういう点を気にしてみても面白いですよ〜！一度ご覧あれ〜！
何ミリにするか
ちなみに僕がよく設定するコマとコマの間隔のミリ数ですが、投稿用原稿用紙（B4）と同人用原稿用紙（A4）サイズで違います。
投稿用原稿用紙（B4）はヨコ3ミリ、タテ8～10ミリ。
同人用原稿用紙（A4）はヨコ2ミリ、タテ5～8ミリ。です。
あとは作品の雰囲気によって変えたり、場面によって一部変えたり、間隔を無くしてくっつけていたりする場合もありますが、最近は同人用に描くことが多いですので基本的には後者（A4）のタテヨコ間隔を採用しています。
実際以前自分の店でやっていた交流会等での漫画描きさんたちとの会話の中でコマの間隔について話したことがありますが「そんなの気にしたことがない」という声も少なからずありました。
漫画は自由なので気にするしないも結局は人によるということですね。僕自身は漫画の空気やテンポ「間」を生み出すためにも少し気にしていたりします。
僕が間隔を気にする理由
何故僕がコマとコマの間隔を気にするかといいますと、間隔について「ヨコは狭く、タテはヨコより広くした方が読みやすい」といった内容を学生時代に何かで読んだか誰かから聞いたことがあります。（記憶が曖昧で申し訳ないです。）その時に今一度家にあった好きな漫画を数種類気にして読んでみたら「確かにそうやな！」と思った経験があります。
自分の好きな漫画のほとんどが
ヨコは狭く、タテはヨコよりだいぶ広くなっていました。
コマとコマの間隔は狭い方が時間経過が短く、広い方が長く感じられました。
昔ながらのコマの割り方がされている原稿だと一段ずつで時間が一区切り付いている気もします。
勿論ヨコに連なっているコマの間でも「次の日…」みたいに時間が大幅に飛ぶシーンは多々あると思いますが…。
読むテンポに影響！？
タテとヨコの間隔は同じという人もいればもしかしたらさっき書いたこととは逆の人もいるだろうし、毎回変わるという人もいらっしゃるでしょう。
漫画はそういう部分で自由なのは分かっているのですが、別記事で書いた通り僕は「間」にこだわりを持ってやっているつもりなので、このコマとコマの間隔というのは読者の読む「テンポ」に深く影響してくると考えています。
読んだコマから次のコマが目に入ってくる（読者の視線が動いていく）時間が0.000何秒だけの差だったとしても、間隔の広さによってテンポに違いが出てくるのではと思います。そこを練れば更に読みやすいテンポが生まれてくるのではないでしょうか？難しいな〜
まとめ
いかがでしたでしょうか？
コマとコマの間隔について個人的なこだわりを記事に書いてみました。
こんなことを書きつつ、僕自身もあまり気にせずに描く時があったりなかったり。←どないやねん
活躍されているプロの方でも間隔は一定じゃない人いらっしゃると思います。
最近漫画を描き始めたという人たちにはむしろこの記事内容はあまり気にせず描きましょう！と言いたいのが本音です。←おい
とにかく楽しく描くのが一番です！
気にすべきところはもっとたくさんあるハズなので、まずはそんな細かいところは気にせず好きに描いて完成まで描いてみましょう！
僕も次回作がんばります！
長々書いたけど漫画は結局なんでもありさー！！
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